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セマンティック HTML/XHTML

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セマンティック HTML/XHTML

セマンティック HTML/XHTML
著者: 神崎 正英
価格: ¥2940(税込)
出版社: 毎日コミュニケーションズ (2009/5/28)
ISBN-10: 483993195X
ISBN-13: 978-4839931957

ちょっとセマンティックWeb的なことを探そうと思うと,すぐにぶち当たるwww.kanzaki.comのdct:creatorである神崎正英氏による著作7月4日に出版記念講演が開かれるなど,注目度の高さは抜群です.案内が出たばかりなのに,残り48席(200906021248現在)とか,飛ばしすぎでしょ.行きたいけど,行けない.

で.本書は前作であるユニバーサル HTML/XHTMLを漸進的に発展させた位置づけにあるようだ.目次はThe Web KANZAKIからどうぞ.一部サンプルも見られます.

今日届いたばかりなので,チラ見しかしていませんが,わかりやすく書かれており,定番書になること間違いなし.私としては,microformat,RDFa,FOAF,ペルソナ,タグURI,SPARQLあたりが役に立ちそうです.また,時間と場所の記述には興味がでてくるし,IRIは知らなかったりで,オンライン化の時代にあっても,紙媒体書籍ってには重要だよなぁ,と実感させられます.なお,Appendix-4は参考文献なんですが,ほとんどがURIになっていて,痛快.「ウェブの情報なんて信用ならん!出版された書籍なら良し!」という一部のディジタルディバイドされている方々は,この書籍をどのように評価するのでしょうか.信頼できないとされている情報源を元にして書かれた,信頼できる書籍ですよ.ウェブ上の情報が信用できないんじゃなくて,その情報の真偽や信頼度を推し量ることが出来ない自分が信用できないんじゃないのかなぁ・・・.

まとめ:
セマンティックWebに興味がある人は是非.これからの時代のWebページを書く人も是非読んで下さい.みんなでセマンティックして,有意義なWWW生活を!

人工知能学会誌用の解説記事の草稿です。

今回は「WebアイデンティティとAI」という特集の1つです。この特集、とっても意欲的でぜひ一読の価値があります。

Webにおけるアイデンティティとセマンティックスの表現と利用 (草稿) (その1) - Takeda's Report

これは力作.思わず,ずががっと読んでしまった.

国際会議に通すための英語論文執筆もそうだし,AI学会の学会誌は目を見張る記事が多い.やっぱりAI学会の会員になった方がいいかなぁ・・・.会誌を読むという理由だけでも価値があるよなぁ.図書館は遠いしなぁ・・・.そもそも,別キャンパス所蔵だしなぁ・・・.1年待てばCiNiiで読めるけど,1年出遅れるしなぁ・・・.個人的な興味で言えば,IEICEよりもJSAIだよなぁ・・・.かといって,1度入った学会って,なかなか辞めづらいしなぁ・・・.どうしよう?

関連:
「国際会議に通すための英語論文執筆」特集 - 4403 is written

オレは世界が良い方向に回るのならば,それを回す役目はオレである必要はないと思っていて,それは即ち,研究においても同じで,オレがやらなくても,誰かがやればいいと思っている.そもそも,色々な実績を蓄えている人や研究室が総力を挙げてやれば,すぐにできるようなアイディアがあったとして,それを彼らは思いついていなくて,それをオレが思いついてしまって,ノラリクラリと基礎から勉強して,のんびり発表していくくらいなら,アイディアだけを提供して,世界がグルグル回っていく様を遠目に見ている方が,多くに有益だと思っている.

そんな今日,グーグル様が新しいサービスを展開しやがったようです.

米大統領選挙が大詰めを迎えるに当たって、Googleの社内では、一部の優れたエンジニアが、候補者のBarack Obama氏とJohn McCain氏の発言を比較できる新ツールを作成した。Google Labsのプロジェクトとなる、「Google In Quotes」という名称の新ツールでは、「economy(経済)」などの用語を入力して検索すると、その用語に関連した両候補の発言内容がリストアップ表示される。

「spin」ボタンをクリックすることで、異なった発言を表示できるようになっており、Google Newsの掲載記事から、最新の全発言が検索結果に示される。

グーグル、政治家の発言を比較する新ツール「Google In Quotes」を公開:マーケティング - CNET Japan

英語でいうと,oopsってところでしょうか.全く以て,今やってることなんですが・・・.だから早くやろうっていったのに・・・.視覚的な見せ方はまだ検討されていないから,その部分は(ごにょごにょ).全くもう!

今回の件で理解した.要するには,自分に利害というか害が発生する状況は,世界がそれを欲していても,いやーな気分.今までオレの夢を実現してきたいくつものサービスに,そういった感情がなかったのは,本気度合いということだろうか.例えば,CloudMapだったり,IMG2GPSだったり,TinEyeだったり,Gazopaだったり,瞬!コレだったり.後は,期待を遙かに斜め下の方をいったあらたにすもか.

これらのどのサービスも,実現が早かっただけで,着想はオレの方が早かったと信じている(自己満足).着眼点は良いというか,タイミングが悪いというか・・・.後は,「この画像は何?」検索ができるようになると,一通り満足できちゃいそう.世界はどんどん豊かになってます.

関連:
ヘタレ系DのBlog(終了しました): どうやって見つけるか?
クラウドマップ - 4403 is written
類似画像を見つけてくれる日本発画像検索エンジンGazopaを試してみた - 4403 is written
たった1枚の写真から撮影場所を特定する技術 - 4403 is written
画像で画像を検索するWebサービス TinEye - 4403 is written
あらたにす - 4403 is written
ヘタレ系DのBlog(終了しました): タグクラウドなアプローチだよね

9月20日(土)に国内某所で第2回セマンティックWebとセキュリティ(SWS)研究会を開催してきた.時代は境界領域研究だ!グローバルな橋渡しだ!異分野コラボレーションだ!

今回は前回の4名から大幅増の10名も参加者が!開催告知を出さなかったのに,この参加者数はすごい!どこで噂を聞きつけたのやら.

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今回の主題は「諦めない修士修了」でした.医療VRだとか,人工筋肉だとか,P2Pだとか,渦輪だとか,直交基底だとか,学際的な議論ができたと思います.1番重要だった反省点としては「グラフはExcel様のなすがままにいいかげんに作る」に尽きると思います.それから,自分の研究の強みは明確に分かりやすく.中身がよくわからなくても,何に使えるとか,どうすごいかっていう部分を伝えることが重要かと.

9月14日(日)に浅間大社奥宮前広場で第1回セマンティックWebとセキュリティ(SWS)研究会を主催してきた.時代は境界領域研究だ!グローバルな橋渡しだ!異分野コラボレーションだ!

好天に恵まれたのだが,参加者は身内ばかりの4名のみ.みんな3連休で遊びに行っていたのだろうか・・・.それとも日曜日だから??

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講演の様子を撮影してくれていた参加者がいたので,写真を頂き次第,アップします.

200809151431追記:
参加者の方から写真を頂いたので,アップ.

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第1回SWS研究会の講演風景.SWS研究会の主旨などについて語ったとか,山を舐めるなと力説したとか.

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エクスカーションとして,日本最高峰富士山剣ヶ峰(講演風景の左奥に見えるところ)に行ってきた.参加者の満足度は高くて,上手くできたと思います.良かった.

そこで、ニューヨーク・タイムズ(NYT)の記事検索の結果と、対象を限定しないグーグル検索の結果を比較してみよう。ここでは、“data mining”という言葉を例として検索してみることにする。ヒットするデータの総数は、グーグル検索の場合に557万件、NYTでは1万9900件である。このように、両者の間には大きな差がある。

しかし、「数が多いからよい」と言えないことは明らかだ。なぜなら、どちらも大量であるため、そのすべては見られないからである。NYTの記事も、すべては見切れない(タイトルページだけに限ってもすべてはチェックできない)。実際には、数百件をチェックするのが限度だろう。そう考えると、557万件と1万9900件の差に意味があるとは思えないのである。

ご用心!「グーグル」の検索結果があなたの目を曇らせている?|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

膨大なウェブから,自分の必要な情報を探し出すのは本当に大変なことで,世の中では色々なアプローチが行われている.例えば,レコメンデーション(パーソナライズ)だったり,セマンティックだったり.どれもこれもが,「これぞ!」という感じではなく,完璧とはいえない.完璧といえないのは,システムの所為ではなく,どちらかと言えば,人間の所為であろう.

例えば,レコメンデーションでいこうか.ちょっとGoogle検索の話から逸れてしまうのだが,Amazonの話で.J君は基本情報処理技術者試験に向けて,参考書をたくさん買いました.それはそれはたくさん買いました.試験結果は別として,試験が終わりました.さぁ,Amazonでお勧めされる本はなんでしょう?J君はもう情報処理試験の本は必要ないのにねっ!空気嫁.

例えば,セマンティックな話をしようか.セマンティクスに,ウェブを意味づけして,検索する,っていうじゃなーい?でも,インターネット初心者は検索キーワードに複数語を入れませんからぁ!!残念!!単語だけじゃ,意味を酌むのは無理.切り.

人間はね,もっと機械的な動きをすれば,ウェブの情報を効率よく取り出せるようになると思うんだよ.人間は人間らしく曖昧な行動を取るから,上手く行かないんだと思う.

夏合宿でちょっと話したのだが,最近よく耳にするようになった言葉が,大変気になるようになってきた.昔は自分もよく使っていただけに,反省しきりである.その言葉はあなた方も使っているかも知れない.

ググれ

ググれという人は情報がなんたるかをわかっているのだろうか.何故ググれるのかを理解しているのだろうか.Googleが頑張っているから?いや,そんな話ではなく,その検索結果は誰かがウェブ上に情報を放ったからである.もし,誰も情報を発信しなかったとすれば,ググっても,何も見つからないはずだ.情報がないのだから.そう,我々が得る情報は,誰かがどこかで発信した情報なのだ.つまり,我々は情報をtakeしてるのだ.では,ググれググれ言っている人達は,ウェブ上に貢献したのか?giveしたのか?give&takeの精神は忘れたのか?

だから,オレは多くの人にブログを書くことを勧めている.情報はウェブに存在してこそ,ウェブの価値は高まる.もちろん,そうやって書かれる情報の全てが有益とは限らないが,無益ではない.ウェブの情報氾濫を促進する悪しき行為だと非難されそうだが,可能性は開く方向でお願いします.まだ書かれていない情報について,有益か無益かを議論するのは無駄です.

そこで,多くの人にオススメしたいのはトラブルに遭遇した時の体験談だ.何が起きたのか,どうしたのか,どうやって,どうなったのか,解決したのか,しなかったのか.皆さんもご存じだと思うが,WindowsやLinuxで発生する意味不明なエラー各種.そこに表示される意味不明なエラーメッセージをそのままグーグル先生に投げつける.往々にして,グーグル先生はそのトラブルについて書かれた記事を紹介してくれる.その多くはブログ形式である.そして,問題は解決するのである(しない時もあるけど).だから,トラブルに遭遇したら,そのことをブログに書いたらいいと思う.解決してもしなくても.これはきっとかなり役に立つ.全く以て,グーグルは優秀なFAQである.これをセマンティックウェブとかオントロジー的に整理したら,素晴らしいDBになると思うのだが,誰かやらないかなぁ・・・.

閑話休題.というか,前振り終了.実はこの記事を引用したのは,Google検索が貧弱だとか,ウェブに情報が氾濫しているとか,そんな話をしたかったからではない.取り上げたかったのは,こっちだ.目の付け所がおかしいのがオレ.

ブログは、その存在を探し出すのが容易でない。しかし、新聞社の中にあるブログは存在が明らかなので有利だ。大学でもブログのページを作ったらよいと思う。

ご用心!「グーグル」の検索結果があなたの目を曇らせている?|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

激しく同意したい.所属を明らかにしたブログは,それなりの価値があるだろう.所属が明らかであることは,非常に重要である.例えば,芸能人などがアメーバあたりでブログを書くわけだ.「○○公式ブログ」などと銘打って.これが,本物であることはどのようにして確認するのだろうか.これがもし,所属プロダクションのドメイン内にあるブログだったら,その所属を確認することは簡単である.だが,それ以外の誰もがそれを名乗ることが出来るような状況下で,そう名乗ったことを,どのように本当であると確認するのだろうか.2chで誰かの名前で何かが書かれたとしても,本人が書いたのか,他人が書いたのか,どのようにして確認するのだろうか.

だから,所属が明らかではないところで述べられていることの正確性や信頼性なんて,匿名で書かれていることと何ら変わらない.違うとするならば,精々思い込みである.本当に必要なことは,情報を誰が書いたかではない.その情報に価値があるかである.そして,その価値を決めるのは,執筆者ではなく,読者である.だから,読者はウェブで見つけた情報を精査しなくてはいけない.信じられる情報か?本当の情報か?それを決めるのは読者自身である.信じるも信じないも,読者の自由である.だから,このブログを書いているのが4403なのかそうでないのかを判断するのも,あなた自身である.

まとめ:
前半と後半で全然違うことをいっているように思われるかも知れないけど,言いたいことは簡単で,ブログを書こうっていうことと,ウェブ上の情報を信頼するか否かは自分次第ってこと.だから,敢えて最後に書いてみる.このブログは4403が書いたものではありません.って.それに何の意味があるだろう.

全く以てこんなことになっているとは.セキュリティ界隈で,OpenIDがなんちゃらという話はいいとして,やはり他の分野でも食い付いているみたいだ.そして,その食い付き方と面白さ加減からいって,セマンティックウェブ辺りの反応が良い.セマンティックウェブやオントロジの考え方はOpenIDのそれととても親和性が良いように思える.

だから,そのネタだったのに.

直接的に食い込んでいるわけじゃないけど,今やろうとしていることはセマンティックウェブな世界でホットなトピックになりつつあるらしい.ヤバイね.そっちの分野は目につく範囲を眺めて楽しむだけで,真面目にサーベイしていなかっただけに,ビックリだぜ.

なんとなく,競合しそうな気がするから,セマンティックウェブな人達がセキュリティ領域に踏み込んでくる前に,セキュリティ領域からセマンティックウェブ領域に踏み込んでいく方向で.・・・・・・がんばろ.

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